イ、い第一 島津出水著 師走の翁原画 M NOVELS 111 PAF
20 I S B N 4 ー 8 9 4 9 0 ー 1 1 1 ー 0 \ 8 6 0 E C 0 2 9 3 0 祐 M 20 ⅡⅢ IIIIIIIIIIIIIIIII 9 7 8 4 8 9 4 9 01 1 1 7 好評発売中 ! 姉妹妻 一星空ふらねっと 懲らしめ しまづいすみ 島津出水 ・今春から本格的に開始されたサッカー くしに、さっそく挑戦した著者。結果は・・・ 現在のところ、連敗中。本書が出る頃には、 一度くらい当てているだろうか。ちなみに 著者の“ルーツ”は「 SF 作家の火浦功先生 です」とのこと。 定価本体 860 円 + 税 1 9 2 0 2 9 5 0 0 8 6 0 8 今村正樹は宇宙開発に携わる母親 の影響で、少年時代には宇宙飛行士 になることを夢見ていた。しかしあ る事故に巻き込まれた経験から、今 ではその夢を閉ざしてしまっている。 悪友の誘いで天文部に籍を置いては いるものの、幽霊部員も同然の状態 だ。毎日を無気力に生活する正樹の 前に、小学生のとき転校してしまっ た幼なじみの少女・瞳が帰ってきた。 彼女の強引さにつられて部活に参加 しはじめた正樹の中で、忘れかけて を の いた宇宙への想いが再び動き出す。 淫内感染 傀儡の教室午前 3 時の手術室 しわすおきな 師走の翁 ・山口県出身、 8 月四日生まれ、 0 型 好きな言葉「一期ー会」 好きな色「ピンク」 好きな食べ物「カルポナーラ」 好きな娘「矢ロ」 好きな格闘家「田村潔司」 好きな固め「恥ずかし」 好きな呉「孟達」 愛してるのは恋人と漫画 島津出水 4 著、 師走の翁・原画 ィーの ディーオー原作 島津出水著 師走の翁原画 各 860 円 + 税 風盛 0 賂 M バラダイム
星空ぶらねっと 2001 年 5 月 30 日初版第 1 刷発行 著者 原作 原画 発行人 発行所 装丁 印刷 島津出水 ディーオー 師走の翁 久保田裕 株式会社バラダイム 〒 166- OOI 1 東京都杉並区梅里 2-40-19 ワールドビル 202 TEL03-5306-6921 FAX03-5306-6923 林雅之 図書印刷株式会社 乱丁・落丁はお取り替えいたします。 定価はカバーに表示してあります。 OIZUMI SHIMMU OD. (). Printed ⅲ Japan 2001
『滑走路が広くて、街に行くのが大変だからみんな表に出たがらなくてねー』 『それ、おかーさんもでしょ ? 』 ーのよ、ジョンは体力有り余ってるんだから』 『おほほほ。 ジョン・ウィリアムズーー世界的な作曲家と同名の、アメリカから来た友人。 母の仕事を手伝っていたようだけど、詳しいことは今も知らない ころ いつも暇を持て余していて、子供の頃の僕とよく遊んでくれた 追憶の中でも僕は、ジョンと遊ぶために学校から自宅ではなく、ここへやってきていた。 : ジョンってどんな仕事してんだろ ? 』 いろいろね』 『んー 『何でもできるってこと ? 』 『雑用ならなんでもね。彼、器用貧乏なのよ」 『ふーん』 『よっ、来たな少年』 そこへ、ジョンが戻ってきた。山のような荷物を、太い両腕で楽々と抱えている。 追『街中を回って、安い所を探しまくったよ』 章『お金なかったの ? 』 第『いんにや、単なる趣味さ』
おと うつーー・ーそ、そーゅー直球な質問は困る。 「おっ ! 瞳ちゃん、張り合いますねー。そーゅーことなら つりや ! 」 ノレオの合わ ゆかりちゃんは瞳の隣に立って、いきなり自分のパレオをめくり上げた。。、 せ目からニュッと現れる生脚が、あまりにもまぶしい : って、パレオの下も 「うわーお ! 若いコが、そないに大胆なコトしたら、鼻血プー フツーの水着ゃんけ ! 」 「 : : : 当たり前じゃないッスか」 見事なポケツッコミを披露する慎太郎と、本気であきれるゆかりちゃん。ほとんど、夫 婦漫才のノリである。 それにしてもーーーむう。できれば「どっちも似合うよ」とかって言ってお茶を濁したい ところだけど、そ 1 ゅーのを許してくれる一一人じゃないしなあ。 となれば、僕としては、正直に答えるしかない 「ええと : : : 童、 目かな ? 」 「ホント ? わーい ) 」 「わっ ! よ、よせー 飛びついてこようとする瞳。僕は慌てて制するが、腕に絡みついてくるのまでは止めら れない
第 6 章 ゃ瞳 じなも胸 っ立 く ょにいが ん め方 おち 僕ま い人 はゆ 替け 腕て えれ暑な を小 染っケヴり 素フ いゆ っか だ人 ねは しひ びた ク慎 出ホ 太恥 と郎 いは 張一 糸者い 海水浴 んまち囃う と る の ふ と が ク イ イ っ フ ヴ フ は 。皆ち さ ゃんん い や ち よ っ と や わ つ フ ヴ 菌 いなそ やだ僕 つ フ ヴ や の し て 。な つでか 引まず、 も 、カ、 、学 る ん いんなけ僕 を そ っ っ 伝うワ るじな ! あ ケ ワ フ だ 着暑と の ま ま 海 び 込 む べ し ま だ は て な い そ いんん く つ く い か ち ゃ ん ト 目 で ら み つ る る 目リ つでの そ 、ん腕 は お な の の と ン ト 底 嬉 し ど 郎 や ゆ か り
そして、子犬のようなすがる目つきで、一言。 「ラヴ ? 「ちっとは否定しろ 5 ! 」 「むーむー 「で、私は ? 男の声。 不意に、リ 振り向くと、いつの間にかーーセパレートタイプの黒い水着に身を包んだ、天子部長の 雄々しい姿が 「私は、どうなんだ ? 」 「 : : : 部長はもちろん、お似合いでございます , 慎太郎とともに、一礼 『ラヴラヴは後にして、とっとと自替えてこんかーいー 僕は慎太郎に尻を蹴られながら、史衣室に飛び込んだ。 「あまりみんなを待たせるワケにもいかないし : : : ん ? 」 ・ ( ゲシッ ) 』
: なんだ、今の音 ? 」 気のせいかー・ーそう思いながらハンツに手をかけ、一 気に脱いだ、その時。 キキイー ハタンー 第「あっ」 ギ 僕くだま何なる手 はんっさ故ぜ。早 気だてかだ 、ねろ 取女三う 直子 ⅱれ てら も見 つ くれ し て て 衣男い 服のる を着よ っ ふ でな気 いんが 動 くてす き る を
全ての時間が止まった、絶対零度の世界。 ざっぱーんー。ー遠く、波の音だけが響く。 正面には、石像のように固まった少女の姿が 「ひ、瞳 : 「あは、あははは : : : まーくん : : : えとえと、これはその : : : あはははははは ! 」 「あははははははは : : : ~ 瞳 : : : あははははははは : ひとしきり、一一人で空虚な笑い声を響かせた後、僕は恐る恐る尋ねた。 「・ : ・ : ナニャッテンノ ? 途端に、アタフタと慌てる瞳。 「えと いや、別に覗いてたワケじゃ : : なんか穴があるから : : : チラッと見てみたら まーくんが着替えてて : : : その、エッフェル塔のこととか : : : その : 「えっふえるとう ? 」 「きゃあ ! わたしそんなこと言った ? やだ : : だからこれは : : : その : 一人でパニクッた挙げ句ー・ーー瞳は一目散に逃げてしまった。 「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさー 「ああーっ卩後生だから、せめて壁だけは戻してってーっ ! 」
ら」 ( デカルトが誰だか知らない人は、社会科の先生に聞いてみよう ) 「触らぬ神になんとやら、ちゅ】こっちゃ」 慎太郎の意見に同意することにして、僕はさっそく海に人り、瞳たちと合流した。 「先輩、おそー 抗議するゆかりちゃんに、何故か瞳が謝る 「 : : : 面目ないです」 「瞳ちゃんが、ど】して ? 」 「あ、あははははは : : : 」 僕は当然、笑ってごまかすしかなかった。 「そ、それより、あのプイまで 3 人で競争ってのはどう ? 」 「よーし ! 負けたヒトは勝ったヒトに、海の家で焼きそばとかき氷をおごろうよ ! 」 風情のある提案をする瞳。一方、ゆかりちゃんは不敵な笑みを浮かべている。 「ふつふつふ : : : 一一人とも、友愛学園のマーメイドと呼ばれた、このあたしに勝てるかし 「 : : : ゆかりちゃん、そんな風に呼ばれるほど速いの ? 」 「呼ばれてるワケないでしよ。今年入学したばっかりだし、水泳部でもないし」